測量業務に欠かせない「丁張り」と「墨出し」を理解しておこう!
測量業務をやるうえで大切な「丁張り」と「墨出し」について、わかりやすく説明しましょう。
まず「丁張り」。
丁張りは、工事を始める前に地面に杭を打って、そこに基準の高さや位置を示すための水平板を取り付ける作業のことです。
この丁張りが基準となるので、建物や道路が予定通りの位置にできるようにするために欠かせない作業です。
工事の初期準備の要になる部分ですね。
丁張りをしっかりやっておくと、建物が完成したときに「なんか位置が違う…」なんてトラブルが避けられます。
一見地味な作業に見えますが、これがあるからこそ建物がしっかりとした形になります。
次に「墨出し」。
墨出しは、丁張りで決めた基準を元に建物の具体的な位置や形状を地面に正確に描いていく作業です。
墨壺やレーザーツールを使って、図面通りの位置に線を引いていきます。
この作業によって、職人さんたちはどこまでの高さ、壁を建てればいいのか、どこまで掘ればいいのかがわかるので、工事がスムーズに進みます。
墨出しがずれてしまうと、建物全体が狂ってしまう可能性があるので、とても大事な工程になります。
どちらの作業も、基礎をしっかりと作るために必要不可欠なものです。
初心者でも少しずつ理解を深めていって、これらの作業が現場でどう活かされるかを実感できるようになると、ますます測量の仕事が面白く感じられるでしょう。
測量作業員に興味がある方からのご連絡、お待ちしております。